サマーソニック'18大阪に行ってきたんですが, せっかく関西方面で出かけるので, 関西方面のどこか山に登りたいと思い, 調べてみると, 伊吹山が, 大阪から約2時間でアクセスすることのできる日本百名山だということを知り, 伊吹山に登ることにしました。
淀屋橋にホテルをとっていたのですが, そのホテルを出発したのが , 朝の6時ごろ. そこから 6 時半の電車に乗り, 2時間ほど揺られ, 滋賀県米原に. 米原からは東海道線に乗り換え, 10 分ほどで伊吹山の最寄りの駅である近江長岡駅に到着.
近江長岡駅のホームから, どっしりとした山容の伊吹山を望むことができます.
近江長岡駅の周辺は, 伊吹山だけでなく, ウォーキングコースとしても楽しそうです.
近江長岡駅からはバスで, 伊吹山の登山口へアクセスできます.
バス停にはヤバそうな看板が (笑) かつて, スキー場として栄えていた名残でしょうか.
バスターミナルから眺める伊吹山.
写真の通り (?) 駅やバスターミナル周辺には, コンビニなどの小売店は一切ありません. なので, 近江長岡に到着前に, 水や食料は揃えておかなければなりません.
伊吹山登山口に到着したのが 9 時ごろ.
バス停には伊吹山の案内図があります. この案内図にはリフトやゴンドラといった施設が載っていますが, 2018 年現在, 全て廃止されています.
植物の案内板もありますね.
登山口すぐ近くにある三ノ宮神社.
そこからトイレに行ったり, 入山届けを書いたり入山料を払ったり. 下の写真は, 入山料を支払う案内所です. 入山料を払うと, ポケットサイズの案内図をもらうことができます.
9 時 15 分に登山スタート.
スタート直後は樹木に囲まれた, 木材で整備された階段で, 遊歩道といった印象だったのですが...
直ぐに少し岩のゴツゴツした道に.
伊吹山には, 要所要所に, こういった見どころ案内板が立てられています.
ん... どれが地蔵...?
15 分ほどで, 登山口から 1 合目に到着.
1 合目には, トイレや休憩所といった施設があります.
これ以降は, 一気に視界が開け, 振り返れば, 眼下に琵琶湖を眺めながらの登山.
ですが, ほとんど日を遮るものがなく, 直射日光に当たりながら進むことになります.
9時50分, 2合目に到着. 2 合目トイレはありませんでしたが, ベンチがありました. 簡単な休憩スペースといった印象.
2 合目から 3 合目以降は, 振り返らなくても, 琵琶湖を眺められる箇所があります.
琵琶湖だけではなく, 伊吹の田園風景も楽しめます. なんだかどことなく懐かしい風景ですね.
2 合目と 3 合目の間にある蹴鞠場.
ただの草はらでしたが...
そろそろ 3 合目というとこで, 目の前に, 伊吹山の全容がはっきりと現れます.
これからあの山を登るんだな, と少しだけ心がドキドキしました.
10 時 20 分, 3 合目に到着しました.
3 合目周辺は, 貴重な植物を観察できるスポットになっています.
季節によっては, たくさんの花を楽しめるとのこと. きれいなトイレや屋根のついたベンチもあり, ゆっくり休憩できます.
10分ほどで 4 合目に到着. かつて存在したであろうロープウェイの跡が残っていました.
さらに10分ほど歩き...,
10時40分, 5 合目に到着.
トイレはありませんが, 休憩所と, なんと自動販売機があります!
ここまでは, 登山と言うよりはハイキングと言った感じでしょうか. かつては 5 合目までは, ゴンドラやリフトが整備されていました.
伊吹山はここからが本番.
急斜面をえんえんとジグザグと登っていきます.
6 合目.
避難小屋がありますね.
6 合目を過ぎると見下ろす景色もさらに爽快に.
ここまで登って来たんだな〜, て.
インターネットなどで伊吹山について調べると, 「子供と一緒に」とか「初心者向け」などといった情報が見られます. 確かに, 子供が半袖半ズボンで登っていったりしていましたし, また, かなりの軽装で軽快に駆け上っていくトレイルランナーなども多く見られました.
しかし, 7 合目を過ぎた辺りから...,
「気軽に」と言うには少々骨の折れるプチ岩場が待ち構えています.
「これを降るのは大変そうだな…」なんて思いながら, 場合によっては, しっかりと両腕を使いながら, ちょっとした岩場を上って行きます.
8 合目付近にある行導石.
どれなんだ...
8 合目を過ぎた辺りの手掛石.
岩場を登り切り, 11:50, 山頂付近に到着しました.
この景色! ここまででかなりの達成感です.
山頂付近は, 鹿による植物の被害を防止するため, 防獣ネットが貼られています.
ここでようやく多くの花に出会うことができました.
トリカブトの花を見たときは, 感動しましたね.
実は伊吹山は, 9 合目までは, 自動車でのアクセスが可能.
山頂周辺は, 遊歩道が整備されています.
植物を観察しながら, 山頂まであと少しです.
正午, 山頂に到着.
伊吹山の三角点.
登ったゾ.
山頂周辺は, 多くの売店などがあり, 自動車でのアクセスも可能ということで, 軽装の多くの観光客で賑わっていました.
弥勒堂.
ヤマトタケルの像.
朝から何も食べていなかったので, 昼食にはカレーと...,
あと伊吹そば.
伊吹山は薬草が有名で, たぶんそばには薬草が入っていた… はず. また, 伊吹は, そばの発祥地ということで, そばを食べないわけにはいきません (が, そばの発祥地って, たくさんあるんですよね).
展望台へ.
展望台からの見下ろす琵琶湖. んー! 絶景かな!
1 時間半ほど山頂にある施設や史跡を巡ったあと, 13 時半に下山を開始.
時に四つん這いになりながら, 7 合目辺りまでの, プチ岩場を下って行きます.
下山時も, ずーっと琵琶湖を眺められます.
7 合目を過ぎたあたりから, 岩場が少なくなってくるので...,
今回の登山のために購入した登山ストックを使い始めました.
実は, 春に膝を痛めてしまったので, 「やはり登山ストックを使ったほうがいいかな」と思い, 今回が初めての使用でした.
疲労感という点では, 登山ストックがあってもなくても同じだったんですが, 膝への負担は全然違いましたね. その分, 後日, 腕が筋肉痛になったんですが… 膝への負担が腕へ分散されたと言うイメージでしょうか。
5 合目まで降りて来ました.
16 時 35 分, 無事下山.
登りも下りも, ずーっと琵琶湖を見下ろす景色を楽しめると同時に, 岩場を登りきったときの達成感あり, さらには山頂では観光も楽しめて, 思い出に残る登山になりました.